【表紙】
【提出書類】 有価証券報告書
【根拠条文】 金融商品取引法第24条第1項
【提出先】 関東財務局長
【提出日】 平成23年6月24日
【事業年度】 第117期( 自 平成22年4月1日 至 平成23年3月31日)
【会社名】 リンテック株式会社
【英訳名】 LI N TEC Cor por at i on
【代表者の役職氏名】 代表取締役社長 大内 昭彦
【本店の所在の場所】 東京都板橋区本町23番23号
【電話番号】 東京( 5248) 7711( 代表)
【事務連絡者氏名】 管理本部経理部長 小川 純一
【最寄りの連絡場所】 東京都板橋区本町23番23号
【電話番号】 東京( 5248) 7711( 代表)
【事務連絡者氏名】 管理本部経理部長 小川 純一
【縦覧に供する場所】 リンテック株式会社 大阪支店
( 大阪府大阪市西区新町一丁目4番24号)
リンテック株式会社 名古屋支店
( 愛知県名古屋市中区丸の内三丁目14番16号)
株式会社東京証券取引所
( 東京都中央区日本橋兜町2番1号)
リンテック株式会社(E 02394) 有価証券報告書
第一部 【企業情報】
第1 【企業の概況】
1 【主要な経営指標等の推移】
( 1) 連結経営指標等
回次 第113期 第114期 第115期 第116期 第117期
決算年月 平成19年3月 平成20年3月 平成21年3月 平成22年3月 平成23年3月 売上高 ( 百万円) 192, 722 202, 296 194, 901 189, 348 212, 733 経常利益 ( 百万円) 14, 700 13, 279 5, 654 11, 300 19, 520 当期純利益 ( 百万円) 10, 238 9, 308 3, 391 7, 284 13, 622
包括利益 ( 百万円) ― ― ― ― 11, 184
純資産額 ( 百万円) 113, 396 121, 634 113, 930 121, 502 130, 576 総資産額 ( 百万円) 198, 525 204, 851 172, 854 195, 656 206, 188 1株当たり純資産額 ( 円) 1, 489. 87 1, 598. 30 1, 497. 58 1, 596. 37 1, 715. 78 1株当たり当期純利益 ( 円) 135. 44 123. 15 44. 87 96. 36 180. 21 潜在株式調整後
1株当たり当期純利益
( 円) 135. 42 123. 12 44. 86 96. 32 180. 11 自己資本比率 ( %) 56. 7 59. 0 65. 5 61. 7 62. 9
自己資本利益率 ( %) 9. 5 8. 0 2. 9 6. 2 10. 9
株価収益率 ( 倍) 17. 2 11. 6 27. 3 19. 0 13. 1
営業活動による キャッシュ・フロー
( 百万円) 13, 733 17, 739 12, 979 22, 259 23, 307 投資活動による
キャッシュ・フロー
( 百万円) △12, 200 △15, 071 △ 9, 752 △9, 253 △9, 926 財務活動による
キャッシュ・フロー
( 百万円) △67 △768 △ 2, 300 △3, 454 △2, 820 現金及び現金同等物
の期末残高
( 百万円) 15, 549 17, 314 15, 370 25, 387 35, 188 従業員数 ( 名) 3, 708 3, 802 3, 987 4, 037 4, 198
( 注) 1 売上高には消費税等は含まれておりません。 2 従業員数は就業人員で記載しております。
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( 2) 提出会社の経営指標等
回次 第113期 第114期 第115期 第116期 第117期
決算年月 平成19年3月 平成20年3月 平成21年3月 平成22年3月 平成23年3月 売上高 ( 百万円) 171, 279 172, 149 160, 899 162, 643 176, 028 経常利益 ( 百万円) 9, 839 7, 563 2, 803 7, 090 11, 045 当期純利益 ( 百万円) 6, 328 4, 578 1, 930 3, 986 7, 369 資本金 ( 百万円) 23, 201 23, 201 23, 201 23, 201 23, 201 発行済株式総数 ( 千株) 76, 564 76, 564 76, 564 76, 564 76, 564 純資産額 ( 百万円) 98, 510 101, 042 100, 565 103, 625 108, 449 総資産額 ( 百万円) 178, 409 179, 915 154, 539 176, 048 181, 364 1株当たり純資産額 ( 円) 1, 302. 82 1, 336. 11 1, 329. 77 1, 369. 93 1, 433. 48 1株当たり配当額
( 内1株当たり中間 配当額)
( 円) ( 円)
18 ( 8)
24 ( 12)
20 ( 15)
24 ( 10)
40 ( 20) 1株当たり当期純利益 ( 円) 83. 71 60. 57 25. 54 52. 74 97. 48 潜在株式調整後
1株当たり当期純利益
( 円) 83. 70 60. 56 25. 53 52. 71 97. 43 自己資本比率 ( %) 55. 2 56. 1 65. 0 58. 8 59. 7
自己資本利益率 ( %) 6. 6 4. 6 1. 9 3. 9 7. 0
株価収益率 ( 倍) 27. 8 23. 5 47. 9 34. 7 24. 3
配当性向 ( %) 21. 50 39. 62 78. 31 45. 51 41. 03 従業員数 ( 名) 2, 362 2, 397 2, 430 2, 443 2, 436
( 注) 1 売上高には消費税等は含まれておりません。 2 従業員数は、就業人員で記載しております。
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2 【沿革】
年月 沿革
昭和9年10月 不二合名会社を改組、不二紙工株式会社を東京都板橋区板橋十丁目 138番地( 現東京都板橋区本町 23番23号) に設立。包装用ガムテープの製造販売を開始。
昭和12年3月 合板用ガムテープの製造販売を開始。
昭和34年12月 埼玉県蕨市に蕨工場を新設。従来の本社工場の生産と合わせ量産体制を確立。
昭和37年3月 蕨工場内に段ボール箱の自動包装機の製作部門を設置。青果物・食品・繊維製品・家庭電器製品 の自動包装化を企業化し、包装用ガムテープと合わせたシステムセールスを進める。
昭和39年3月 蕨工場内の自動包装機製作部門を独立させ、株式会社不二紙工機械事業部( FSKエンジニアリング 株式会社) を設立。
昭和43年10月 本社内の研究室( 現研究所) を蕨工場内に移転。工場に直結した研究・開発体制をとる。 昭和44年3月 兵庫県龍野市に関西工場( 現龍野工場) を新設し、西日本地区への供給拠点とする。
昭和50年7月 関東工場( 現吾妻工場) を群馬県吾妻郡吾妻町( 現群馬県吾妻郡東吾妻町) に新設、最新鋭の設備で ガムテープ及び粘着製品の製造を開始。
昭和59年10月 FSK株式会社に商号変更。
昭和61年7月 東京証券取引所市場第二部に上場。 昭和62年9月
アメリカ合衆国マサチューセッツ州にFSK OF AMERI CA,I NC. ( 現LI NTEC USA HOLDI NG,I NC.( 連 結子会社) ) を設立し、同社は工業用粘着フィルムメーカーである MADI CO,I NC.( 連結子会社) を 買収。
昭和62年10月 FSKエンジニアリング株式会社を合併。 平成元年3月 東京証券取引所市場第一部銘柄に指定される。
平成2年4月 四国製紙株式会社及び創研化工株式会社と合併し、リンテック株式会社に商号を変更。 平成5年10月 中国、天津市に琳得科( 天津) 実業有限公司( 連結子会社) を設立。印刷機械等の製造を開始。 平成6年5月 インドネシア、ボゴール市にPT. LI NTEC I NDONESI A.( 連結子会社) を設立。粘着製品の製造を開始。
平成7年1月 モダン・プラスチツク工業株式会社の全株式を取得。 平成8年4月 モダン・プラスチツク工業株式会社と合併。
平成12年4月 マレーシア、ペナン州にLI NTEC I NDUSTRI ES( MALAYSI A) SDN.BHD. ( 連結子会社) を設立。 紙関連製品の製造を開始。
平成14年6月 中国、蘇州市に琳得科( 蘇州) 科技有限公司( 連結子会社) を設立。粘着製品及び紙関連製品の製造を 開始。
平成14年8月 韓国、平澤市にLI NTEC SPECI ALI TY FI LMS( KOREA) , I NC. ( 連結子会社) を設立。粘着製品の製造を開 始。
平成15年8月 台湾、台南県にLI NTEC SPECI ALI TY FI LMS( TAI WAN) , I NC. ( 連結子会社) を設立。粘着製品の製造を開 始。
平成16年9月 韓国、忠清北道清原郡にLI NTEC KOREA, I NC. ( 連結子会社) を設立。粘着製品及び紙関連製品の製造 を開始。
平成19年3月 中国、無錫市に琳得科( 無錫) 科技有限公司( 非連結子会社) を設立。
平成20年11月 積水化学工業株式会社より株式会社セキスイサインシステム( 現リンテックサインシステム株式 会社( 連結子会社) ) の全株式を含むサインシステム事業の譲受。
平成22年9月 MADI CO, I NC. ( 連結子会社) が、SOLAMATRI X, I NC. ( 連結子会社) を買収。
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3 【事業の内容】
当社グループは、 当社、 子会社33社、 関連会社4社、 その他の関係会社2社およびその他の関係会社の子会
社1社で構成され、 「印刷材・産業工材関連」、 「電子・光学関連」、 「洋紙・加工材関連」の各事業に関
する製品の製造・加工・販売を主な内容とし、 さらに各事業に関連する物流および原材料・製品・技術の
供給等の事業展開をしております。
当社グループの事業における位置付けは次のとおりであります。 なお、 セグメントと同一の区分でありま
す。
(1)印刷材・産業工材関連
当事業においては、 印刷用粘着紙・粘着フィルム、 ラベル印刷機、 バーコードプリンタ、 屋外看板・広告
用フィルム、 内装用化粧シート、 ウインドーフィルム、 太陽電池用バックシート、 自動車用粘着製品、 工業
用粘着テープ、 へルスケア関連製品などの製造・販売をしております。
(主要な関係会社) 当社
リンテックコマース株式会社 リンテックサインシステム株式会社 富士ライト株式会社
MADI CO, I NC. (アメリカ) SOLAMATRI X, I NC. (アメリカ) LI NTEC OF AMERI CA, I NC. (アメリカ) LI NTEC EUROPE B. V. (オランダ) 琳得科( 天津) 実業有限公司(中国) 琳得科( 蘇州) 科技有限公司(中国) PT. LI NTEC I NDONESI A(インドネシア)
LI NTEC SI NGAPORE PRI VATE LI MI TED(シンガポール)
(2)電子・光学関連
当事業においては、 半導体関連粘着製品、 半導体関連装置、 積層セラミックコンデンサー製造用コート
フィルム、 光学関連製品などの製造・販売をしております。
(主要な関係会社) 当社
LI NTEC OF AMERI CA, I NC. (アメリカ)
LI NTEC ADVANCED TECHNOLOGI ES( EUROPE) GMBH(ドイツ) LI NTEC ADVANCED TECHNOLOGI ES( SHANGHAI ) , I NC. (中国) LI NTEC SI NGAPORE PRI VATE LI MI TED(シンガポール) LI NTEC I NDUSTRI ES( MALAYSI A) SDN. BHD. (マレーシア) LI NTEC I NDUSTRI ES( SARAWAK) SDN. BHD. (マレーシア) LI NTEC ADVANCED TECHNOLOGI ES( KOREA) , I NC. (韓国) LI NTEC KOREA, I NC. (韓国)
LI NTEC SPECI ALI TY FI LMS( KOREA) , I NC. (韓国) LI NTEC ADVANCED TECHNOLOGI ES( TAI WAN) , I NC. (台湾) LI NTEC SPECI ALI TY FI LMS( TAI WAN) , I NC. (台湾)
(3)洋紙・加工材関連
当事業においては、 カラー封筒用紙、 特殊機能紙、 剥離紙、 剥離フィルム、 炭素繊維複合材料用工程紙、 合
成皮革用工程紙などの製造・販売をしております。
(主要な関係会社) 当社
富士ライト株式会社 株式会社レンリ
LI NTEC EUROPE B. V. (オランダ) 琳得科( 蘇州) 科技有限公司(中国)
また、 LI N TEC U SA H O LD I N G , I N C. は、 M AD I CO , I N C. 、 SO LAM ATRI X, I N C. およびLI N TEC O F AM ERI CA, I N C. の
持株会社であります。
このほか、 当社は東京リンテック加工株式会社(非連結子会社)他へ外注加工、 請負作業、 運送・製品管
理を委託しているほか、 日本製紙株式会社(その他の関係会社)、 日本紙通商株式会社(その他の関係会社
の子会社)他へ当社製品を販売し、 また、 同会社から原材料等の仕入をしております。
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事業の系統図は次のとおりであります。
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4 【関係会社の状況】
名称 住所
資本金 又は出資金
主要な事業 の内容
議決権の 所有( 被所有) 割合
関係内容 所有割合
( %)
被所有割合 ( %)
( 連結子会社)
リンテックコマース 株式会社
東京都墨田区
百万円 400
印刷材・産業工 材関連
100. 0 ― 役員兼任4名 リンテックサインシステム
株式会社
東京都目黒区
百万円 215
印刷材・産業工 材関連
100. 0 ― 役員兼任2名
富士ライト株式会社 東京都文京区
百万円 18
印刷材・産業工 材関連及び洋紙
・加工材関連
83. 3 ― 役員兼任4名
株式会社レンリ 大阪府岸和田市
百万円 10
洋紙・加工材関 連
100. 0 ― 役員兼任3名
LI NTEC USA HOLDI NG, I NC.
アメリカ
マサチューセッツ州
US$
100 持株会社 100. 0 ―
MADI CO,I NC. 、 LI NTEC OF AMERI CA, I NC. 株式の保有、役員兼任1名
MADI CO,I NC.
アメリカ
マサチューセッツ州
US$ 200, 000
印刷材・産業工 材関連
100. 0 ( 100. 0)
―
SOLAMATRI X, I NC. 株式の保有、役員兼任1名 SOLAMATRI X, I NC.
アメリカ フロリダ州
US$ 101, 000
印刷材・産業工 材関連
100. 0 ( 100. 0)
―
LI NTEC OF AMERI CA,I NC.
アメリカ アリゾナ州
US$ 1, 000
印刷材・産業工 材関連及び電子
・光学関連
100. 0 ( 100. 0)
―
LI NTEC EUROPE B. V.
オランダ
ア ム ス テ ル フ ェ ー ン 市
EURO 81, 680
印刷材・産業工 材関連及び洋紙
・加工材関連
100. 0 ― 役員兼任1名 LI NTEC ADVANCED
TECHNOLOGI ES ( EUROPE) GMBH
ドイツ ミュンヘン
EURO
250, 000 電子・光学関連 100. 0 ― 役員兼任1名 琳得科( 天津)
実業有限公司
中国天津市
US$ 6, 920, 000
印刷材・産業工 材関連
100. 0 ― 役員兼任2名 琳得科( 蘇州)
科技有限公司 (注2)
中国蘇州市
US$ 27, 800, 000
印刷材・産業工 材関連及び洋紙
・加工材関連
100. 0 ― 役員兼任4名 LI NTEC ADVANCED
TECHNOLOGI ES ( SHANGHAI ) , I NC.
中国上海市
US$
300, 000 電子・光学関連 100. 0 ― 役員兼任1名 PT. LI NTEC
I NDONESI A
インドネシア ボゴール市
US$ 17, 000, 000
印刷材・産業工 材関連
65. 0 ― 役員兼任3名 LI NTEC SI NGAPORE
PRI VATE LI MI TED
シンガポール
S$ 500, 000
印刷材・産業工 材関連及び電子
・光学関連
100. 0 ― 役員兼任3名 LI NTEC I NDUSTRI ES
( MALAYSI A) SDN. BHD.
マレーシア ペナン州
RM
50,000,000 電子・光学関連 100. 0 ― 役員兼任1名 LI NTEC I NDUSTRI ES
( SARAWAK) SDN. BHD.
マレーシア サラワク州
RM
2,384,300 電子・光学関連 100. 0 ― 役員兼任1名 LI NTEC ADVANCED
TECHNOLOGI ES ( TAI WAN) , I NC.
台湾高雄市
NT$
146, 500, 000 電子・光学関連 100. 0 ― LI NTEC SPECI ALI TY FI LMS
( TAI WAN) , I NC.
台湾台南県
NT$ 361, 000, 000
電子・光学関連 100. 0 ― 役員兼任1名 LI NTEC ADVANCED
TECHNOLOGI ES( KOREA) , I NC. 韓国 ソウル市
WON
2, 820, 000, 000 電子・光学関連 100. 0 ― 役員兼任1名
LI NTEC SPECI ALI TY FI LMS ( KOREA) , I NC.
韓国平澤市
WON 12, 000, 000, 000
電子・光学関連 100. 0 ― 役員兼任1名 LI NTEC KOREA, I NC. ( 注2) 韓国忠清北道清原郡
WON 25, 000, 000, 000
電子・光学関連 100. 0 ― 役員兼任2名
( その他の関係会社)
株式会社日本製紙 グループ本社
東京都千代田区
百万円
55, 730 持株会社 ―
29. 6 ( 29. 6)
役員兼任1名
日本製紙株式会社 東京都千代田区
百万円 104, 873
洋紙・加工材関 連
―
29. 6 ( 0. 8)
役員兼任2名 ( 注) 1 主要な事業の内容欄には、セグメントの名称を記載しております。
2 特定子会社であります。
3 議決権の所有( 被所有) 割合の( ) 内は間接所有割合です。
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5 【従業員の状況】
( 1) 連結会社の状況
平成23年3月31日現在
セグメントの名称 従業員数( 名)
印刷材・産業工材関連 2, 052
電子・光学関連 1, 200
洋紙・加工材関連 853
全社( 共通) 93
合計 4, 198
( 注) 従業員数は就業人員であります。
( 2) 提出会社の状況
平成23年3月31日現在 従業員数( 名) 平均年齢( 歳) 平均勤続年数( 年) 平均年間給与( 円)
2, 436 38. 7 17. 0 5, 903, 603
セグメントの名称 従業員数( 名)
印刷材・産業工材関連 914
電子・光学関連 678
洋紙・加工材関連 751
全社( 共通) 93
合計 2, 436
( 注) 1 従業員数は就業人員であります。
2 平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。
( 3) 労働組合の状況
当社の労働組合はリンテックフォーレストと称し、 加入者数 2, 146名でユニオンショップ制でありま
す。
また、 一部の連結子会社において労働組合( 組合員数827名) が組織されております。
なお、 労使関係について特記すべき事項はありません。
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第2 【事業の状況】
1 【業績等の概要】
( 1) 業績
当連結会計年度における世界経済は、 アジアを中心とした新興国の旺盛な需要や各国政策当局の消費
刺激策などが功を奏し、 景気は拡大基調をたどりました。 一方、 我が国においても、 エコカー減税やエコポ
イント制度、 好調な輸出に支えられ回復基調が続きましたが、 秋以降は政策効果の反動や円高により景気
に減速感が増し、 足踏み状態が続いています。
このような経営環境の中、 当社グループは成長戦略を視野に入れた土台づくりということに主眼を置
いて、 “ 次なる飛躍への足固めの年” という年度経営指針のもと、 「収益基盤の強化」、 「業務改革の推
進」、 「次なる成長への布石」を重点課題に掲げ、 意欲的に諸施策を実行してまいりました。
この結果、 売上高は212, 733百万円(前年同期比12. 4%増)、 営業利益は20, 889百万円(同80. 4%増)、
経常利益は19, 520百万円(同72. 7%増)、 当期純利益は13, 622百万円(同87. 0%増)と、 いずれも過去最
高業績となりました。
なお、 東日本大震災による当社グループ資産の損傷は軽微であり、 連結業績への特段の影響はありませ
んでした。
セグメント別の概況は以下のとおりです。
( 印刷材・産業工材関連)
当セグメントの売上高は91, 898百万円、 営業利益は7, 990百万円となりました。
<印刷・情報材事業>
印刷用粘着製品は自動車、 家電、 食品向け用途を中心に、 国内では堅調に、 中国および東南アジアにお
いては好調に推移しました。
<産業工材事業>
太陽電池用バックシートが大幅に伸長したほか、 2輪を含む自動車関連粘着製品が東南アジアおよ
び北米において好調に推移しました。
<ヘルスケア事業>
低調に推移しました。
( 電子・光学関連)
当セグメントの売上高は81, 155百万円、 営業利益は6, 732百万円となりました。
<アドバンストマテリアルズ事業>
半導体業界の活況により半導体関連装置および半導体関連粘着製品が大幅に伸長したほか、 旺盛な
スマートフォン需要に伴い積層セラミックコンデンサー用コートフィルムも好調に推移しました。
<オプティカル材事業>
液晶関連粘着製品は液晶テレビ用が底堅く推移したことやスマートフォンなどの需要が好調であっ
たことにより堅調に推移しました。
( 洋紙・加工材関連)
当セグメントの売上高は39, 679百万円、 営業利益は6, 129百万円となりました。
<洋紙事業>
主力の封筒用紙が市況の低迷により減少しましたが、 工業用特殊紙の需要が回復したこともあり、 堅
調に推移しました。
<加工材事業>
主力の剥離紙や光学関連用剥離フィルムが堅調であったことに加え、 合成皮革用や炭素繊維プリプ
レグ用の工程紙が好調に推移しました。
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( 2) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は、 35, 188百万円となり、 前連結会計年度末に比
べ、 9, 800百万円の増加(前年同期比 38. 6%増)となりました。
( 営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、 前連結会計年度に比較して1, 048百万円の増加となりました。
主な増加要因は以下のとおりです。
・「税金等調整前当期純利益」の増加 8, 166百万円
・「売上債権の増減額」の増加 16, 790百万円
・「たな卸資産の増減額」の減少 △ 5, 503百万円
・「仕入債務の増減額」の減少 △ 13, 497百万円
・「法人税等の支払額又は還付額」の減少 △ 6, 190百万円
( 投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、 前連結会計年度に比較して673百万円の減少となりました。 主
な増減要因は以下のとおりです。
・「定期預金の預入による支出」の減少 △ 2, 322百万円
・「定期預金の払戻による収入」の増加 3, 305百万円
・「有形固定資産の取得による支出」の減少 △ 459百万円
・「連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得 △ 1, 332百万円
による支出」の減少
( 財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、 前連結会計年度に比較して634百万円の増加となりました。 主
な増減要因は以下のとおりです。
・「短期借入金の純増減額」の増加 2, 079百万円
・「配当金の支払額」の減少 △ 1, 431百万円
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2 【生産、 受注及び販売の状況】
( 1) 生産実績
当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、 次のとおりであります。
セグメントの名称 生産高( 百万円) 前年同期比( %)
印刷材・産業工材関連 58, 801 ―
電子・光学関連 63, 222 ―
洋紙・加工材関連 45, 079 ―
合計 167, 104 ―
( 注) 1 セグメント間およびセグメント内の取引が多様で、各セグメントの生産高を正確に算出することが困難である ため、概算金額を表示しております。また、セグメント間の内部振替高に伴う生産高を含めております。 2 金額は、製造原価によっております。
3 金額の表示には消費税等は含まれておりません。
4 「セグメント情報等の開示に関する会計基準」等の適用に伴い、セグメントの区分の変更を行ったため、前年 同期比は記載しておりません。
( 2) 受注実績
製品及び商品の大部分が受注即出荷となりますので、 受注状況は販売実績とほぼ同じであります。
( 3) 販売実績
セグメントの名称 販売高( 百万円) 前年同期比( %)
印刷材・産業工材関連 91, 898 ―
電子・光学関連 81, 155 ―
洋紙・加工材関連 39, 679 ―
合計 212, 733 ―
( 注) 1 セグメント間取引については、相殺消去しております。 2 金額の表示には、消費税等は含まれておりません。
3 「セグメント情報等の開示に関する会計基準」等の適用に伴い、セグメントの区分の変更を行ったため、前年 同期比は記載しておりません。
4 主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合は次のとおりであります。
相手先
前連結会計年度 当連結会計年度
販売高( 百万円) 割合( %) 販売高( 百万円) 割合( %)
住友化学㈱ 32, 853 17. 4 31, 101 14. 6
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3 【対処すべき課題】
Ⅰ 目標とする経営指標
当社グループは、 このほど策定した中期経営計画「LI P- Ⅲ」を推進し、 同計画最終年度平成26年3月期
において達成するべき定量目標を次のとおり定めております。
連結売上高 2, 600億円
連結営業利益 260億円
連結売上高営業利益率 10%以上
ROE( 自己資本利益率) 10%以上
ROIC( 投下資本利益率) 10%以上
Ⅱ 中長期的な会社の経営戦略と会社の対処すべき課題
平成20年4月にスタートした3か年の前中期経営計画「LI P- Ⅱ」では、 「“ 飽くなきイノベーション
” に挑戦し、 持続的成長と収益基盤の強化・拡大を目指す」というビジョンのもと、 成長分野における事
業のさらなる拡大、 グローバル化の継続推進などの諸施策を推進してまいりました。
しかしながら、 平成20年秋以降の世界同時不況の影響を受け、 「LI P- Ⅱ」の最終年度となる平成23年3
月期の定量目標(連結売上高2, 400億円、 連結営業利益210億円)の達成は極めて困難であるとの判断か
ら、 単年度ごとの数値計画を策定し、 その達成に努めてまいりました。
当期は、 連結売上高2, 127億円、 連結営業利益209億円と過去最高の業績を達成するまでに回復いたしま
したが、 当社グループが今後も成長を持続し、 収益性を高め、 強固な財務基盤に裏付けられた企業グルー
プとしてさらなる飛躍を遂げていくために、 今回改めて平成23年4月から平成26年3月までの3か年を
対象とする新中期経営計画「LI N TEC I nnovat i on Pl an Ⅲ(LI P- Ⅲ)」を策定し、 スタートさせることに
いたしました。
1.「LI P- Ⅲ」の基本方針
新中期経営計画「LI P- Ⅲ」では、 「積極果敢にイノベーションに挑戦し、 持続的な成長と企業価値の
最大化を目指す」というビジョンのもと、 これまで以上に積極果敢にイノベーションに挑戦し、 経営資
源を最大限に生かした「攻めの経営」を貫いていく考えです。 具体的には、 アジア市場を中心とした海
外事業の強化・拡大、 QCD(品質・コスト・納期)面での競争力強化による国内事業の拡大と高収
益化、 次世代を担う独創的新製品の創出などの重点テーマに取り組んでまいります。
2.重点テーマ
( 1) 海外事業の強化・拡大(海外売上高比率40%)
①アジア市場を中心とした最適生産・販売体制の構築
● 中国市場における粘着フィルム需要増への対応
● 東南アジア・インド市場への拡販対応
②新たな成長市場の開拓
● 販売網の構築に加え、 新生産拠点の構築も検討
( 2) QCD強化による国内事業の拡大と高収益化
①CRP(コスト・リダクション・プロジェクト)の継続推進
● SCM(サプライチェーン・マネージメント)を駆使したグループ物流体制の最適化
②高性能・高効率生産設備の積極導入
● ビルド&スクラップも含めた生産設備の統廃合
③国内生産拠点・関係会社の再編・再構築
● 非効率・不採算事業の見直しなど
④既存事業のシェアアップと新規用途の開発
● 成熟しつつある国内市場への対応
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( 3) 次世代を担う独創的新製品の創出
①環境・エネルギー関連分野
● 次世代太陽電池用部材の開発
● 環境配慮型製品の開発促進
②電子・光デバイス関連分野
● 粘接着技術と表面改質技術を駆使した高機能製品の開発など
( 4) グローバル経営の強化
①情報基盤整備の進化とグループ会社への展開
● 海外を含むグループ会社への早期展開
②ROIC(投下資本利益率)を重視した戦略判断・投資判断の実施
● 事業に投じた資本がどれだけ利益を生み出しているかの見極め
③継続的な人材育成と能力開発
● グローバル化と会社の発展を支えるための人材育成・能力開発
④CSR経営を根幹に置いた企業活動の推進
● I SO 26000対応、 グローバルコンパクトへの参加
Ⅲ 株式会社の支配に関する基本方針
当社は、 当社の財務および事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針(会社法施行規
則第118条柱書に定義されるものをいい、 以下「基本方針」といいます。 )並びに基本方針に照らして不
適切な者によって当社の財務および事業の方針が支配されることを防止するための取り組み(会社法施
行規則第118条第3号ロ( 2) )の一つとして、 以下の①または②に該当する買付またはその提案(以下、 こ
のような買付行為等を「大規模買付行為」といい、 大規模買付行為を行う者を「大規模買付者」といい
ます。 )への対応方針として、 大規模買付行為時における事前の情報提供に関するルール( 以下「大規模
買付ルール」といいます。 ) を導入しております。
①当社が発行する株券等について、 保有者の株券等保有割合が20%以上となる買付
②当社が発行する株券等について、 公開買付け後の公開買付者の株券等の株券等所有割合およ
びその特別関係者の株券等所有割合の合計が20%以上となる公開買付け
1.大規模買付ルール導入の必要性
平成23年3月末現在の当社の株主構成上、 株主共同の利益を毀損するような大規模買付行為がなされ
る可能性は低いと考えておりますが、 今後、 当社グループが成長していく過程で、 資本市場からの資金
調達を行う可能性もあり、 その場合には株主の持株比率が希釈化されることになります。 また、 近年、 外
国人持株比率が増加するなど、 株式並びに株主の流動化が進む傾向も見られています。
このような情勢に鑑みると、 株主、 顧客、 取引先、 従業員その他利害関係者の利益を含む、 当社の企業価
値を毀損しひいては株主共同の利益を毀損するような大規模買付行為がなされる可能性も決して否定
できない状況にあるといわざるをえません。
将来、 既存株主に思わぬ損害が発生することを避けるために「大規模買付ルール」を導入すべきと考
えております。
2.大規模買付ルールに対する当社の基本的な考え方
当社取締役会は、 大規模買付行為がなされた場合、 これに応じて当社株式の売却を行うか否かは、 最終
的には当社株主の皆様の判断に委ねられるべきものであると考えております。 しかしながら、 その前提
として、 当社株主の皆様が大規模買付行為に応じるか否かを判断するためには、 大規模買付者および当
社取締役会双方からの適切な情報提供が不可欠であると考えております。 逆に、 株主の皆様が不十分な
情報しか提供されないまま、 大規模買付行為に応じるか否かの判断を迫られるような事態に陥ること
は、 株主共同の利益に反するものと考えております。
なかでも大規模買付行為が当社に与える影響や、 大規模買付者が考える将来の経営方針や事業計画の
内容等は、 当社株主の皆様が大規模買付行為を受け入れるかどうかを検討するうえで重要な判断材料
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ります。
当社取締役会は、 このような基本的な考え方に立脚し、 株主の皆様に大規模買付者および当社取締役
会双方からの適切な情報提供と、 判断するための十分な時間を確保するため、 下記「3.大規模買付
ルールの内容」で後述する「大規模買付ルール」を設定・開示し、 大規模買付者に対して「大規模買
付ルール」の遵守を求めるとともに、 「大規模買付ルール」が遵守されない場合には、 大規模買付者を
株主共同の利益を害する者と判断し、 当社取締役会として必要な対抗措置を講じる方針です。
3.当社グループの企業価値の向上のために行う取り組み
当社グループの経営理念は、 社名の「リンテック」すなわち" リンケージ( 結合) " と" テクノロジー" 、
および社是「至誠と創造」に裏付けされる人の和、 技術開発力を基軸とし、 国内・海外の業界におい
て、 誰からも信頼される力強い躍動感あふれる会社として社会に貢献し、 株主各位・顧客・社員家族の
期待にこたえる斬新な経営を推進するというものであります。
当社グループは、 「粘・接着応用技術」「材料改質・機能化技術」「特殊紙・加工材製造技術」「シ
ステム化技術」という四つの固有技術を基盤とし、 さらにそれらを高次元で融合させることによって、
より差別化された独自性の高い製品創りを進めてまいります。 また、 高い倫理観のもと、 CSRの精神
を徹底し、 社会から信頼される会社たるべく邁進してまいります。
なお、 具体的な取り組みの内容については、 上記「Ⅰ 目標とする経営指標」及び「Ⅱ 中長期的な会
社の経営戦略と会社の対処すべき課題」を参照ください。
また、 当社グループは、 法令遵守を徹底し、 経営の透明性、 企業倫理の意識を高め、 迅速な意思決定お
よび効率的な業務執行を行っていくことが、 コーポレート・ガバナンスの基本と考え、 その充実・強化
を通じて当社グループの企業価値および株主共同利益の更なる向上を目指してまいります。
その具体的な取り組みとして、 取締役の任期を1年とし、 株主の皆様に対する取締役の責任を明確に
しているほか、 平成23年6月24日開催の第117期定時株主総会において可決された執行役員制度の導入
により、 経営の重要な意思決定を行う取締役と業務の執行を行う執行役員とを分離し、 併せて取締役の
員数を減少させ、 取締役会の活性化、 意思決定の迅速化を通して経営の効率化を図ってまいります。
なお、 当社においては、 独立性を有する社外役員が複数おり、 取締役阿部路男氏と監査役井戸川員三
氏につきましては、 株式会社東京証券取引所に対し独立役員として届け出ております。
4.大規模買付ルールの内容
( 1) 意向表明
大規模買付者が大規模買付行為を行おうとする場合には、 まず当社代表取締役宛に、 ①大規模買付
者の名称および住所、 ②設立準拠法、 ③代表者の氏名、 ④国内連絡先、 ⑤提案する大規模買付行為の概
要並びに、 ⑥「大規模買付ルール」に従う旨の誓約を明示した書面(以下「意向表明書」といいま
す。 )を提出していただきます。
( 2) 情報提供
次に、 当社取締役会は、 かかる意向表明書の受領後7営業日以内に、 大規模買付者に対して、 大規模
買付行為に関する情報として当社への提供を求める必要情報のリストを交付します。 大規模買付者
に提供を求める情報は、 当社株主の皆様の適切な判断ならびに当社取締役会および「4.大規模買
付行為がなされた場合の対応方針」で後述する独立委員会(以下「独立委員会」といいます。 )に
よる適切な評価・検討のために必要かつ十分な情報(以下「本必要情報」といいます。 )とします。
大規模買付者には、 本必要情報のリストの受領後、 速やかに本必要情報を当社取締役会に対して提供
していただくこととし、 当社取締役会は本必要情報を受領後、 直ちに独立委員会にも提供します。
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( 3) 情報提供の内容
本必要情報の具体的内容は、 大規模買付者の属性および大規模買付行為の内容によって異なりま
すが、 主な項目は以下のとおりです。
①大規模買付者およびそのグループの概要(大規模買付者の事業内容、 資本構成、 当社の事業と同種
の事業についての経験等に関する情報を含みます。 )
②大規模買付行為の目的および具体的内容
③大規模買付行為における当社株式等の取得対価の算定根拠、 取得資金の裏付け並びに資金調達の
具体的内容および条件
④大規模買付行為の完了後に想定している当社の経営方針、 事業計画、 資本政策、 配当政策、 労務政策
および資産活用策
⑤大規模買付行為の完了後における従業員、 取引先、 その他の当社に係る利害関係者に対する対応方
針
なお、 大規模買付者に当初提供していただいた情報が、 大規模買付行為に関する当社株主の皆様の
適切な判断または当社取締役会もしくは独立委員会による適切な評価、 検討のための情報として不
十分と認められる場合には、 当社取締役会は、 合理的な回答期限(60日間を上限とします)を定めた
うえで、 大規模買付者に対して追加的に情報提供を求めることがあります。 大規模買付行為の提案が
あった事実および当社取締役会に提供された本必要情報は、 当社株主の皆様のご判断のために必要
であると認められる場合には、 当社取締役会が適切と判断する時点でその全部または一部を開示い
たします。 また、 本必要情報の提供が完了したとき、 当社取締役会は大規模買付者にその旨通知する
とともに、 その事実を開示いたします。
( 4) 評価期間
次に当社取締役会は、 大規模買付行為の評価、 検討の難易度に応じ、 大規模買付者が当社取締役会
に対し本必要情報の提供を完了した後、 最大60日間(対価を現金(円貨)のみとする公開買付によ
る当社全株式の買付の場合)または最大90日間(その他の大規模買付行為の場合)を当社取締役会
による大規模買付行為の評価、 検討、 大規模買付者との条件に関する交渉、 大規模買付行為に対する
意見形成、 代替案の立案等のための期間(以下「取締役会評価期間」といいます。 )として確保され
るべきものと考えております。 従って、 大規模買付行為は、 取締役会評価期間の経過後に開始される
ものとします。 取締役会評価期間中、 当社取締役会は必要に応じて外部専門家の助言を受けながら、
提供された本必要情報を十分に評価・検討し、 大規模買付行為に対する当社取締役会としての意見
をとりまとめ、 公表します。
( 5) 交渉・代替案の提示
当社取締役会は、 必要に応じて、 大規模買付者との間で大規模買付行為に関する条件改善について
交渉し、 当社取締役会として当社株主の皆様に対し代替案を提示することがあります。
5.大規模買付行為がなされた場合の対応方針
( 1) 大規模買付者が大規模買付ルールを遵守しなかった場合
大規模買付者により、 「大規模買付ルール」が遵守されなかった場合には、 独立委員会は当社取締
役会に対して発動の勧告をするものといたします。 当社取締役会は独立委員会の勧告を最大限尊重
し、 当社の株主全体の利益を守ることを目的として、 新株予約権の発行等、 会社法その他の法律およ
び当社定款が認める対抗措置をとることがあります。 その場合に具体的にいかなる手段を講じるか
については、 その時点で最も適切と当社取締役会が判断したものを選択することといたします。 な
お、 対抗措置として新株予約権を発行する場合の概要は下記のとおりとし、 かかる新株予約権には対
抗措置としての効果を勘案した行使期間および行使条件などを設けることがあります。
①新株予約権割当の対象となる株主およびその発行条件
当社取締役会において定める割当日における最終の株主名簿に記録された株主に対し、 その所
有する当社普通株式(ただし、 当社の所有する当社普通株式を除く。 )1株につき1個の割合で
新たに払込みをさせないで新株予約権を割当てる。
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新 株 予 約 権 の 目 的 と な る 株 式 の 種 類 は 当 社 普 通 株 式 と し 、 新 株 予 約 権 の 目 的 と な る 株 式 の 数
は 、 定 款 に 規 定 さ れ る 発 行 可 能 株 式 総 数 か ら 発 行 済 株 式 ( 当 社 の 所 有 す る 当 社 普 通 株 式 を 除
く。 )総数を控除した数を上限とする。 新株予約権1個当たりの目的となる株式の数は1株とす
る。 ただし、 当社が株式分割または株式併合を行う場合は、 所要の調整を行うものとする。
③発行する新株予約権の数
発行する新株予約権の数は、 当社取締役会が定める数とする。 当社取締役会は、 複数回にわたり
新株予約権の割当を行うことがある。
④新株予約権の払込価額
新株予約権と引換えに金銭の払込みを要しないものとする。
⑤各新株予約権の行使に際して出資される財産の内容およびその価額
各新株予約権の行使に際して出資される財産は、 1円以上で当社取締役会が定める額とする。
⑥新株予約権の譲渡制限
新株予約権の譲渡による新株予約権の取得については、 当社取締役会の承認を要する。
⑦新株予約権の行使条件等
大規模買付者等に行使を認めないこと等を行使の条件として定めることがある。 また、 取得条
項および取得条件を設けることがあり、 大規模買付者と他の株主とで、 取得の対価等に関し、 異な
る取り扱いをすること、 あるいは大規模買付者が保有する新株予約権は取得の対象としないこと
がある。
なお、 大規模買付者が保有する新株予約権を取得の対象とする場合、 その対価として現金の交付
は行わないこととする。 詳細については、 当社取締役会において別途定めるものとする。
⑧新株予約権の行使期間等
新株予約権の割当がその効力を生ずる日、 新株予約権の行使期間、 取得条件その他必要な事項
については、 当社取締役会が定めるものとする。
また、 大規模買付者が「大規模買付ルール」を遵守したか否かを判断するに当たっては、 大規模買
付者が当社に関する詳細な情報を有していない場合など、 大規模買付者側の事情をも合理的な範囲
で十分勘案するものとし、 少なくとも、 当社取締役会が提供を求めた必要情報の一部が大規模買付者
より提供されていないことのみをもって、 大規模買付者による「大規模買付ルール」の不遵守を認
定することはしないものとします。
( 2) 大規模買付者が大規模買付ルールを遵守した場合
大規模買付者が「大規模買付ルール」を遵守した場合には、 当社取締役会は、 仮に当該大規模買付
行為に反対であったとしても、 当該買付提案についての反対意見を表明したり、 代替案を提示するこ
とにより、 当社株主の皆様を説得するに留め、 原則として当該大規模買付行為に対する対抗措置はと
りません。 大規模買付者の買付提案に応じるか否かは、 当社株主の皆様において、 当該買付提案およ
び当社取締役会が提示する当該買付提案に対する意見、 代替案等をご考慮のうえ、 ご判断いただくこ
とになります。 もっとも「大規模買付ルール」が遵守されている場合であっても、 当該大規模買付行
為が当社株主全体の利益を著しく損なうと認められる場合、 例えば、
①大規模買付行為の目的が、 真に会社経営に参加する意思がないにもかかわらず、 ただ株価をつり
上げて高値で株式等を当社関係者に引き取らせることにある場合(いわゆるグリーンメーラー
である場合)
②大規模買付行為の目的が、 主として会社経営を一時的に支配して当社の事業経営上必要な知的
財産権、 ノウハウ、 企業秘密情報、 主要取引先や顧客等を当該大規模買付者やそのグループ会社
等に移譲させること(いわゆる焦土化経営)にある場合
③大規模買付行為の目的が、 主として会社経営を支配した後に、 当社の資産を当該大規模買付者や
そのグループ会社等の債務の担保や弁済原資として流用することにある場合
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④大規模買付行為の目的が、 主として会社経営を一時的に支配して当社の事業に当面関係してい
ない不動産、 有価証券など高額資産等を売却等処分させ、 その処分利益をもって一時的な高配当
をさせるかあるいは一時的高配当による株価の急上昇の機会を狙って株式等の高価売り抜けを
することにある場合
⑤大規模買付行為の方法が、 いわゆる強圧的二段階買収(最初の買付で当社の株式等の全部の買
付を勧誘することなく、 二段階目の買付条件を不利に設定し、 または明確にしないで、 公開買付
等の株式等の買付を行うことをいいます。 )等の、 当社株主の判断の機会または自由を制約し、
事実上当社株主に当社の株式等の売却を強要するものである場合
⑥大規模買付行為の結果、 当社の従業員・取引先・顧客その他の利害関係者の利益が損なわれ、 そ
れによって当社株主全体の利益が著しく毀損されることが合理的な根拠をもって判断される場
合
などについては、 当社取締役会は当社株主の皆様の利益を守るため、 例外的に適切と考える方策を取
ることがあります。 当該大規模買付行為が当社株主全体の利益を著しく損なうか否かの検討および
判断については、 その客観性および合理性を担保するため、 当社取締役会は、 当該大規模買付者およ
び大規模買付行為の具体的内容(目的、 方法、 対象、 取得対価の種類・金額等)や当該大規模買付行
為が当社株主全体の利益に与える影響を踏まえたうえで、 対抗措置を発動することの適否について
独立委員会に必ず諮問することとし、 かかる独立委員会は、 諮問を受けた事項について勧告すること
とします。 独立委員会の行った勧告は公表することとし、 当社取締役会はかかる勧告を最大限尊重し
たうえで、 対抗措置の発動・不発動かどうかを決議し、 その内容を公表するものとします。
また、 当社取締役会が対抗措置の発動を決議した後、 または発動後においても、 大規模買付者が大
規模買付行為を中止した場合や対抗措置を発動するか否かの判断の前提になった事実関係等に変動
が生じた場合は、 当社取締役会は独立委員会に諮問・勧告を受け、 株主共同の利益を守るために発動
した対抗措置を維持することが相当ではないと判断した場合は、 対抗措置を中止または発動の停止
をするものとし、 その内容を公表いたします。
6.独立委員会
当社取締役会は、 「大規模買付ルール」を適正に運用し、 当社取締役会によって恣意的な判断がな
されることを排除し、 その判断の客観性および合理性を担保するため、 独立委員会を設置します。 独
立委員会は、 公正で中立的な判断を可能とするため、 弁護士・公認会計士・学識経験者・実績ある会
社経営者等、 当社取締役会で選任された委員3名以上で構成されます。
当社取締役会は、 意向表明書が提出されたとき、 または大規模買付行為の動向が明らかになったと
きに独立委員会を招集し、 大規模買付者が「大規模買付ルール」を遵守しているかどうかのチェッ
クや、 対抗措置発動の適否などを諮問し、 独立委員会は、 次の①から⑥の諮問を受けた事項について、
原則として取締役会評価期間内に当社取締役会に対して勧告を行います。
①大規模買付ルールを遵守しているか否かの判断
②大規模買付行為の該当性の判断
③対抗措置の発動または不発動
④対抗措置の発動の中止または停止
⑤対抗措置の発動または不発動における各種条件の設定
⑥その他当社取締役会が独立委員会に諮問すべきと決議した事項
また、 当社取締役会が対抗措置の発動を決議した後、 または発動後においても、 大規模買付者が大
規模買付行為を中止したときや対抗措置を発動するか否かの判断の前提になった事実関係等に変動
が生じたときは、 当社取締役会は独立委員会を招集し、 対抗措置の発動の中止や停止の適否などを諮
問し、 独立委員会は当社取締役会に対して勧告を行います。
独立委員会は、 大規模買付者が提供した本必要情報に不足があるとき、 または提供された情報につ
き補足の情報が必要であると判断したときは、 直接または当社取締役会を通じて大規模買付者に対
し、 合理的に必要と考える情報の提供を求めることができるものとします。
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ます。 また、 独立委員会は、 必要に応じて当社の費用により独立した第三者である専門家の助言を得
ることができるものとします。
対抗措置の発動または不発動、 対抗措置の発動の中止や停止は、 最終的には当社取締役会の決定事
項となりますが、 当社取締役会の決定に際しては独立委員会による勧告を最大限尊重し、 かつ必ずこ
のような独立委員会の勧告手続きを経なければならないものとすることにより、 独立委員会が当社
取締役会の判断の公正さを確保する手段として機能するよう位置づけています。
7.株主に与える影響等
( 1) 大規模買付ルールが株主に与える影響等
「大規模買付ルール」は、 当社株主の皆様が大規模買付行為に応じるか否かを判断するために必
要な情報や、 現に当社の経営を担っている当社取締役会の意見を提供し、 さらには、 当社株主の皆様
が代替案の提示を受ける機会を保証することを目的としています。 これにより、 当社株主の皆様は、
十分な情報のもとで、 大規模買付行為に応じるか否かについて適切な判断をすることが可能となり、
そのことが当社株主全体の利益の保護につながるものと考えております。 従いまして、 「大規模買付
ルール」の設定は、 当社株主の皆様が適切な投資判断を行ううえでの前提となるものであり、 当社株
主の皆様の利益に資するものであると考えております。
( 2) 対抗措置発動時に株主に与える影響等
当社取締役会は、 当社株主全体の利益を守ることを目的として、 会社法その他の法律および当社定
款により認められている対抗措置をとることがありますが、 当該対抗措置の仕組み上、 当社株主の皆
様(「大規模買付ルール」を遵守しなかった大規模買付者を除きます。 )が法的権利または経済的
側面において格別の損失を被るような事態が生じることは想定しておりません。 なお、 当社取締役会
が具体的対抗措置をとることを決定した場合には、 法令および証券取引所規則に従って適時適切な
開示を行います。
なお、 当社は、 新株予約権の割当の基準日や新株予約権の割当の効力発生後においても、 例えば、 大
規模買付者が大規模買付行為を撤回したり、 大規模買付行為の条件等を変更するなどの事情により、
対抗措置の発動の中止または停止を当社取締役会が決議したときは、 新株予約権の行使期間開始日
の前日までに、 新株予約権の割当を中止または当社が新株予約権者に当社株式を交付することなく
無償にて新株予約権を取得することがあります。 これらの場合には、 1株当たりの価値の希釈化は生
じませんので、 1株当たりの株式の価値の希釈化が生じることを前提にして売付等を行った投資家
の皆様は、 株価の変動により相応の損害を被る可能性があります。
8.大規模買付ルールの有効期限
「大規模買付ルール」の有効期限は、 平成23年6月24日開催の定時株主総会の日から翌年の定時
株主総会終結時までといたします。 また、 「大規模買付ルール」を継続する場合は、 翌年の定時株主
総会決議をもって延長いたします。
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4 【事業等のリスク】
当社及び当社グループの事業に影響を及ぼす可能性のあるリスクには以下のようなものがありますが、
以下の内容は、 予想される主なリスクを具体的に例示したものであり、 すべてのリスクではありません。
① 経済情勢の変動
当社グループの事業は、 あらゆる産業に展開しており、 国内外の経済情勢の影響を直接及び間接的に受
けます。 今後の経済情勢の動向によっては、 当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
また、 当社の新規事業分野であるI T 関連事業においては、 世界のI T 産業の動向の影響を直接受けます。
今後のI T産業の動向によっては、 当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
② 販売価格の変動
当社グループが事業を展開する市場は、 国内外において厳しい競合状態にあり、 十分な利益を確保する
に足る販売単価の維持や、 販売シェアの確保が出来ない場合があります。 コスト削減による利益の維持と
きめ細かい顧客サービスによるシェアの回復が困難である場合、 当社グループの業績に影響を及ぼす可
能性があります。
③ 原材料等価格の変動
当社グループは、 製紙用パルプや各種石化製品などを原材料、 燃料として多く使用しており、 その価格
は在庫水準や需給バランスによって変動する市況製品であります。 原材料等の購入に際しては、 市況動向
を見極めた発注に努めてはおりますが、 価格の急激な変動によっては、 当社グループの業績に影響を及ぼ
す可能性があります。
④ 為替相場の変動
当社グループは、 海外からの外貨建てによる資材の調達、 海外への外貨建ての販売及び海外を含むグ
ループ会社間でのファイナンスを行っており、 為替相場の変動によっては当社グループの業績へ影響を
及ぼす可能性があります。
⑤ 海外事業展開について
当社グループは、 世界各地で生産・事業展開を進めております。 これらの国において次のような事象が
発生した場合、 当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
( 1) テロ、 政変、 クーデター等による政情不安と治安悪化
( 2) 従業員のスト、 ボイコット等による労働争議の発生
( 3) 電力、 用水、 通信等のインフラの障害
( 4) 伝染病の発生
( 5) その他予期せぬ税制、 外為、 通関等に関する法律、 規制の変更など不測の事象
( 6) 文化や商慣習の違いによる売掛金回収、 取引先との関係における問題の発生
⑥ 新製品開発について
当社グループは、 総合技術力で市場ニーズに対応し、 競争力のある高付加価値製品を市場に投入してい
くことを目標に研究開発を推進しており、 研究スタッフの増員や、 産学共同研究等への経営資源投入を強
化しております。
しかしながら、 このような研究開発への経営資源の投入が必ずしも新製品の開発さらには営業収入の増
加に結びつくとは限らず、 開発期間が長期に亘ったことなどにより、 開発を中止せざるを得ないような事
象が発生した場合は、 製品開発コストを回収できず、 当社グループの業績に影響を及ぼす可能性がありま
す。
⑦ 知的財産権について
当社グループは、 独自に蓄積してきた様々な製造技術について国内外において必要な知的財産権保護
手続きを行っておりますが、 法的制限だけでは完全な保護は不可能であり、 取得した権利を適切に保護で
きない場合があります。 また、 当社グループの製品に関して第三者より知的財産権侵害の提訴を受ける場
合があります。 このような場合、 当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
⑧ 重要な訴訟等について
当社グループが国内外で事業活動を行うにあたり、 製造物責任(PL)関連、 環境関連、 知的所有権関
連等に関し、 訴訟その他の請求が提起される可能性があり、 その内容によっては当社グループの業績に影
響を及ぼす可能性があります。
リンテック株式会社(E 02394) 有価証券報告書